傷みやすく流通しにくいので
食べれるのは育てた人の特権かも!?
マルベリー - mulberry -

学名:Morus alba
クワ科クワ属の落葉高木
開花は4月前後、結実は6月前後
和名:桑。雌雄異株だが同株のものもあります。
原産地など
マルベリーの原産地は中国・朝鮮半島です。亜熱帯地方にも自生します。日本でも古くから養蚕の為に桑の木が育てられていました。
色や形など
マルベリーの果実は大きさが2cm〜5cmほど、果皮は黒紫色(品種によっては白色)しています。 マルベリーの花は集合花で1mmほどの小さな花が密集して咲きます。果樹は高さが3m〜15mになります。
味や効能など
マルベリーは果実が痛みやすくあまり流通しないので食べられるのは家庭菜園の特権とも言えます。
味は甘酸っぱくラズベリーなどに似ています。生食の他にはジャムなどにも適しています。
実にはアントシアニンの他ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
また葉に含まれているデオキシノジリマイシンは血糖値の上昇を抑えるとして注目されています。
また葉にはGABA(アミノ酸の一種)も多く含まれていて健康茶として加工されています。
更に葉にはクワノンという美白成分も含まれているそうで化粧品の材料にもなるそうです。
あと桑の根皮を生薬として解熱や血圧降下などに利用されているそうです。
栽培方法など
マルベリーは亜熱帯地方でも育つ割りに耐寒性も高くマイナス20度位まで耐えるとされています。
日当りが良い場所を好むが耐陰性もあります。生育は旺盛で大きくなりすぎない為には仕立てが必要。
カミキリムシなど幹に入らないように注意が必要な事と鳥などの食害を防ぐにはネットなどの対策が必要です。
また毛虫が付きやすい果樹でもあるようです。
品種など
ポップベリー・ララベリー・ビクトリアなど。また実の白い品種(ゼルベベヤズなど)もある。 マグワ・ヤマグワなどの自生種は葉が多く養蚕には向くが実は少ない。





【column】
我が家の桑はとても成長が元気で枝が天に向かってグッと伸びるので毎年のように剪定しています。白い実の品種も育てていますが、 見た目ではやっぱり紫の方が美味しそうに思えます。色というのは大事な要素ですね。 ところで桑は英語はmulberryと書きますが発音はムルベリーではなくマルベリーに近いです。 ですがムルベリーという名前で売られている事もよくあります。
桑と言えば蚕(かいこ)という事で養蚕について少し調べてみました。 絹糸を作るのに蚕を育てます。そのエサとして桑が使われていたようです。 幕末以降養蚕は発展し昭和初期には学校帰りに桑の実をおやつにしたそうです。 当時の人に聞いてみるとやはり[懐かしい味]のようです。 今では養蚕業は衰退し多くは桑畑を果樹園に転作しています。だから今も残っている養蚕農家は貴重ですね。





マルベリー栽培リンク
・しだれ桑
…まちづくりに活かそうという取り組みをされてますね。
・クワ(wikipedia)
…百科事典には色んな事が載っていますね。
・ベランダ・ミニプチ果樹園日記
…マルベリーの栽培ブログですね。
ヤフオク&楽天市場リンク
・マルベリーのヤフオク出品状況!
…【出品量:△】※検索最適化。
・楽天市場でマルベリーを見る
…【出品量:△】※桑でも同時検索。
※その他の果樹はこちら→[ヤフオクリスト]・[楽天市場リスト]

