日本各地に自生する素朴な味!
長命樹など長生きするとの言い伝えも!
ムベ - mube -

学名:Stauntonia hexaphylla
アケビ科ムベ属の常緑つる性植物
開花は5月〜6月頃、結実は10月〜12月頃
郁子。別名「トキワアケビ」自家結実性。
原産地など
ムベの原産地は日本・中国・朝鮮半島です。同地域に自生しています。 商業栽培はあまりされていないが滋賀県近江八幡市など一部の地域で確認されています。
色や形など
ムベの果実は大きさが6cm〜9cmほど、果皮は外側が赤紫色で中は乳白色をしています。 果肉は半透明の粘り気があるゼリー状をしていて黒いタネがビッシリと詰まっています。 ムベには花弁がなく白い花弁に見えるのは萼片(がくへん)です。つる性で長さは10m〜20mにもなります。
味や効能など
ムベの果肉はとろーりとしていてほのかな甘味があり素朴な味です。 タネが多く可食部が少ないですが好んで食べる人もいます。 また茎や根は野木瓜(やもくか)という生薬(利尿作用があるらしい)として利用されています。
品種など
大実ムベ・シロバナムベなど
栽培方法など
ムベの育て方はアケビとほぼ同じです。大きな違いはムベは自家結実性があるという事ですね。
ムベは元もと原野や山間地に自生していた事もあり簡単に育ちます。
土質はあまり選びませんが水はけの良く肥沃な土に植えると良く育ちます。 乾燥に弱いので半日陰が良いでしょう。日あたりが良い場所は夏場に水を与えてあげて下さい。 つる性なのでフェンスや棚に伝わせてあげると良いでしょう。
剪定は長く伸びた枝を切り詰めて込み合った部分を間引くと良いでしょう。





【column】
本によっては「人工授粉した方が良い」という記述もありましたが我が家では放置で十分に実が成っています。
ムベという果樹はすごく元気でツルをどんどん伸ばし周りの果樹にまで巻き付いています。
さてムベは[郁子]と書きますが語源は天智天皇の一言「むべなるかな(いかにももっともなことですね)」から来ているようです。
またムベの葉は3枚(幼木)で5枚・7枚(成木)となる所から[七五三の縁起木]や[長命樹]などとも呼ばれます。 さてアケビとムベは良く似ていいますがいくつか違いがあります。 主な違いは3点。まずムベは常緑でアケビは落葉です。それから果実がムベは割れずアケビは割れます。 あとアケビは1本で実が成りにくいがムベは1本で実がなります。





ムベ栽培リンク
・ムベ(wikipedia)
…頼りになるのはやはりこの百科事典ですね。
・伝説の霊果“むべ”
…ムベ専門のサイト。お菓子やお酒があるんですね。
・M’s style
…ムベ(郁子)は11月7日の誕生花だったんですね。
ヤフオク&楽天市場リンク
・ムベのヤフオク出品状況!
…【出品量:○】コンスタントにあります。
・楽天市場でムベを見る
…【出品量:○】コンスタントにあります。
※その他の果樹はこちら→[ヤフオクリスト]・[楽天市場リスト]

